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当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。
映画の都ハリウッドで、俳優と脚本家の労働組合がストライキに入っています。訴えている内容は、待遇改善とAIの利用制限です。
クリエイティブな職種でも
エキストラ俳優は一度AIでスキャンされると、画面のなかで自由に動かせるようになるそうです。それは、一度のスキャンだけで今後はその俳優は必要なくなるということです。
脚本もAIが学習して書けるようになれば、脚本家は必要なくなります。
先日、米国のコピーライターが突然解雇されたニュースを見ました。解雇の理由はAIの導入です。人間のコピーライターが書くと20分かかる商品説明を、AIは60秒以内に書きあげてしまい、しかもよくできているのだそうです。その解雇されたコピーライターは、大型機械の保守業に転職すると決意したそうです。理由はAIにはできない職種だから。
税務相談室
国税局・税務署の組織の一部署に「税務相談官」という部署があります。以前は四国各県の県庁署と、丸亀署とか今治署などの県庁署に次ぐ大きめの署に「税務相談官」が配置されていましたが、サテライト化が進んで現在は高松の国税局内に集約されています。
年柄年中、電話で税務相談を受けてそれに答えるという結構きつい職種です。税務相談官は俸給(給料のランク)が上の職員しかなることができません。若年の職員が配属される部署ではないのです。
近い将来、その税務相談官の部署もAIに席巻されてしまうのでしょう。税務相談官という部署が無くなるというだけで、税務相談官が突然解雇される訳ではありません。
淘汰される職種
AIの伸展によって、こうした大小の変化が今後どんどん起こってくるのは確実です。電気冷蔵庫が普及していった映画「三丁目の夕日」の高度成長期の氷屋のように、必要のなくなった職種は淘汰されてゆくことになります。
何らかのイノベーションによって生まれる職種もあるでしょうが、消滅する職種もあります。
2045年には、AIが人の知能を超えると言われているそうです。
そうなると、今「勉強する」と言われている「知識を身につける」作業はまったく無駄なものになってしまいます。
その頃には教師、弁護士、税理士、司法書士などの、身につけた知識で食っている職種の業務の大半がなくなっているかも知れません。もちろん、昨日やっていた業務が今日突然なくなるというような急激な変化ではないにしても、その変化のスピードはとても早そうです。
2045年まであと22年。そんなに遠い未来ではありません。今の(私の)時間の経ち方の感覚だとあっという間に過ぎそうです。どんな風に変わってゆくのか、もちろん不安でもありますが、そんな時代の転換点を観察できるということはとてもついているとも思います。
【きょうの料理】
シーフードカレーです。シーフードは茹で海老と鯖の水煮缶です。今日はレッドペッパー(唐辛子)パウダーを多めに入れてみました。カレー3皿分でレッドペッパー小さじ半分程度。そこそこの辛さでしたが、もう少し多めの方が食後の爽快感を得られるかも知れません。