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当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。
相続税対策の依頼があって、作業をすすめていると色々と思うことがあります。
正解のない世界
相続税の申告書作成業務であれば、絶対ではないにしても、正解が見えています。
被相続人が亡くなった日時点における所有財産と、そのほか相続税法で財産とみなされる生命保険金や退職金、対象となる年数の生前贈与財産など必要とされることを確認しつくしてしまえば、申告書を作ることができます。
ところが、相続税対策となると状況が違います。相続開始の日は神様しか知りません。対象者の年齢、推定相続人の構成、財産の内容、関係者の意向など相続対策の要素は多岐にわたります。正解のない仕事なのです。
答えのない中での答え
正解がないのであれば、考えられる対策案を何種類かお示しして、それらをタタキ台にしてご家族で話し合いをしていただくしかありません。
そして、選択された方法に沿って、家族が実行に移す。
そうですよね。あくまでもその相続税対策としての行為を実行に移すのは、当事者の方々であり、税理士はその選択肢をお示しするだけです。
後で「言ってくれてなかった」が一番厳しい
後になって、「あの時ああしておけばよかったのに」と後悔することがあるかも知れません。いちばん起こってほしくないことは、対策案として示せていなかった事を後から指摘されることです。「あの時、もっといい方法があったのに、対策案として示してくれなかった」と言われることは避けたいものです。
ただ、対策案を示せていなかったことについて、言った言わないの議論になってしまうと、時間を浪費するばかりで、得るところがありません。
それを回避するためには、説明した内容について、確かに説明を受けましたという内容の書類に、サインをいただくのが最善の方法なのでしょう。
【きょうの料理】
鶏もも肉のソテーと玉子焼きです。鶏もも肉は、皮目を下にしてフライパンに入れて、アルミホイルを被せ、その上にスキレットなどの「重石」を載せて弱火でじっくり揚げ焼きにします。皮がぱりぱりになって香ばしく美味しいですよ。鶏皮の油も落とせますので、重石なしで焼くよりもカロリーを低減することができます。