ご面談は一期一会 これが最後かもしれない精神
Table of Contents
相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。 ☞ 仕事を依頼する
顧問先の税理士先生の事務所で、相続税のお客様と面談してきました。申告内容の難易度と、税理士報酬とが折り合わず、何軒も税理士事務所を回っているそうです。

よく聴く
他の事務所で断られた主な理由は、亡くなられたお父様の相続税の申告内容が難解だからだそうです。
そこでよく申告内容を伺ってみました。
すると、どうも先に亡くなった先代名義の土地の所有権登記がそのままになっていることと、今回のお父様の相続財産の話がごっちゃになってしまっているようです。
さらにお話しを伺うと、先代様名義のままの土地については、お父様の財産とは関連させる必要がないことが分かりました。
たしかに先代様の財産と今回のお父様の財産との境界の線引きができないと、難解な案件に想えるかも知れません。
でも、きちんと整理して考えると、何ら難しいことはないことが分かりました。
聴く耳を立てる
お客様とご面談の際には、この相手と対峙できるのは今回限りと考えて臨めば、自分の「聴く耳」が立ってくれます。
聴く耳を立てずに、なんとなく聴いていると途中で集中力が途切れてしまうことがあります。そうなると相手の話の理解は不可能になってしまいます。
人の抱える矛盾
ひとはそれぞれに世界観をもっていて、その世界観のなかしか生きられない。
そうであるのに、人は自分を理解して欲しいという承認欲求がものすごく強いという矛盾した生き物。
誰しもそういう矛盾をかかえて生きている。
そういう思考を持って臨めば、少々難解なひとや言葉であってもなんとかなるもの・・・
なのではないでしょうか、と考えさせられたご面談でした。
【きょうのお仕事】
評価対象土地の現地の写真の整理を。やはりまとまっていると、すっきりします。
【きょうの料理】
豚ひき肉とトマトのクミン炒め煮。夏野菜の消費に。ごちそうさまでした。

