「あの人は何を考えているのか分からない」分からないの
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相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。 ☞ 仕事を依頼する
「あの人は何を考えているのか分からない」という話を耳にすることがあります。
対象の人の言動が自分には理解できない、自分の常識の範囲を超えているという場合に口にする言葉です。

分かりようがありません
しかし考えてみれば、たとえ最愛の妻や子どもまたは恋人であろうとも、自分以外の人間が考えていることは、想像することはできますが、ほんとのところは分かりようがありません。なぜなら、自分じゃないから。
その「考えていること」とひとことで言っても、人間は常に何か考え続けているものです。そのすべては分からないし、分かりようもありません。
表にでている言動で、その人の考えを推し量っているのが現実です。
自分に置き換えてみれば分かりますが、日々刻刻いろんなことが頭の中を巡っています。
それは浮かんでは消え、浮かんでは消えしていて、その中にはよいこともありますが、それを口にしてしまったら、周りから総スカンを食らったりするようなとんでもないことを想像してしいることがあります。
もちろんそれを、そのまま表に出すことはしませんが、そういったことを想像しているからといって、その人が他人から糾弾されることはありません。
なぜなら、何を考えているかは人には分からないから、です。
何を表に出すか
つまり、自分の頭の中の考えのうちのどの部分を表に出すかで、その人の他人からの評価が決まるのです。
表出すること、つまり自分の言葉と行動がすべてを決めているということになりますね。
たとえば他人の悪口を口にするかどうか、というのもそのひとつです。
なんとも気に入らない相手というのは、どうしても、どんなに心の寛大な人にもいるものです。
気に入らない人の悪口を言って憂さを晴らしたい、という気持ちは誰にもあり、実際それをしたその時は胸がすき、溜飲が下がる思いがすることでしょう。
ただ、そのことを口にした自分に対する周囲の人は、陰で悪口を言う人と認識されてしまいます。
自分の悪口も別の人に言われているかもしれない、と警戒することでしょう。
他人が何を考えているのかは分かりようがない、自分の考えのうち、何を表に出すかで、周囲との関係性は変化する。
いつもよいことを表に出していたいものです。
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