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おはようございます。税理士の岡田隆行です。
遅ればせながら最近気がついたのは、人とおはなしするときにこちらは基本的にしゃべらなくてもいいんだなということです。
相手のはなしをよく聴くということ
以前は、こちらがしゃべらなければということばかり意識してしまって、相手のおはなしをよく聞くということができていませんでした。こちらがしゃべらなければと思っているので、変に緊張してもいました。リラックスという状態からは程遠い感じでした。
それから、人とおはなししている時の話題になったことについて、じぶんが知っていることを全部しゃべっていました。その話題の内容や脈絡に関係なく、とにかく知っていることをひけらかしていたのだなと今になって思います。そう、まったく余計なことを相手に聞かせていたのです。相手はもちろん口には出しませんが、(それが何か?)と思っていたことでしょう。
相手にしゃべってもらうこと
デールカーネギーさんの「人を動かす」に”相手にしゃべらせる”というおはなしを読んでから、人とおはなしするときには少し気をつけるようになりました。何に気をつけるのか?人間はじぶんがしゃべりたいことをまだ持っているうちは、他人の話を聞かないということにです。
そういう前提に立つと、人がしゃべっているうちはこちらが何を言っても無駄だということになります。
わが身におきかえてみるに、じぶんに対する強烈な興味に比べると、他人に対する興味はほんとに薄いものだということが分かります。
たとえば、海外で大地震が発生して何人もの方が亡くなったというニュースよりも、じぶんのちょっとした腰痛のほうがよほど気になります。それは人間として、生き物として自然なことなのですが、人がなかなか ”わが身になる” ということが難しいからだとも言えます。
ですので、人とおはなしする時にも、できる限り相手にしゃべってもらって、こちらは聞き手に徹することにししました。そして、相手の身になってよく考えて、この方は今どういった心境なのだろうかということをよくよく考えてから言葉を発するように心がけています。
それからというもの、人とのおはなしすることがずいぶん楽に、リラックスしておはなしできるようになりました。そして会話が楽しく弾むようになってきたような気がします。それは、相手が楽しくなったからということなのでしょう。
【きょうの料理】
お取り寄せのおせちです。わが家で作ったものは、おくさん作の黒豆だけです。しかし、これだけの数多くのお品をこまごまと美しく作ってくれてありがとうございます。無事にあたらしい年が迎えられたことに感謝します。