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当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続専門の税理士の岡田隆行です。
片道2時間あまりのロングドライブの予定が入ったので、さっそくaudibleでダウンロードしてみました。何の気なしに選んだ本でしたが、思いのほか興味深い内容でした。
宇宙一わかる、宇宙のはなしむずかしい数式なしで最新の天文学/日本科学情報・渡部潤一
物理学と天文学
私は高校は工業高等専門学校(高専)を選択しました。高専は5年制で、土木課は3年生になると土木工学の専門的な授業が増えて、数学、物理学を基礎とした数式がバンバン出てくるようになります。まったくついていけなくなって、3年生で留年、2回目の3年生になって早々に見切りをつけて国家公務員の税務職を受験した結果、今は税理士で食っています。
高専の時には数学、物理学はチンプンカンプンだったという印象しかないのですが、実際のところアタマの中はバイクのことばかりで、ほとんど勉強していなかったというのが実情です。勉強していなければ、そりゃあ分かりませんよね。
そんなことで、いままでは物理アレルギーの私なのですが、このオーディオブックを聞いてみて、なんだか物理って面白そうと思えました。先に思想があって仮説を立てて、実際の現象を観察して証明するというある種、哲学的なところが面白そう。万有引力の法則から、アインシュタインの特殊相対性理論、つづいて一般相対性理論もほんとうになんとなくですが、その概要をつかむことができました。
お話しが壮大すぎて悩みを忘れる
宇宙の始まりのはなしから、太陽系の惑星のはなし、エネルギーのはなし、ロケット、宇宙人までおはなしの幅はとても広いです。興味深いおはなしがぽつぽつと出てきます。
太陽系の惑星の質量の99%は太陽が占めているとか。月が常に同じ面を地球に向けているのは、重力の関係だとか。太陽は今から70億年は光を放ちつづけるとか。
70億年後に太陽が燃えるのを終えてしまった時に人類は、どういった恒星の近くの惑星に移り住めばよいかという命題に、詳細な解説がされているのには驚きました。そんな途方もない未来のことを考えてどうするのかとも思うし、そこまで時間感覚が壮大になると、今自分が悩んでいることなんてほんとうにちっぽけな、取るに足らないことと思えてきます。
億年単位の時間を想像してみることは、お悩み解消のひとつの手段として足り得ます。
紙の本なら読めていない
聞いていて思ったことは、たぶん紙の本なら読むのをやめていただろうということです。紙の本の場合、あまり興味がない箇所は読み進めるのにある程度の根気が必要になります。ところが、オーディオブックならその根気はまったく必要なくなります。聞き進めていくうちに、面白い箇所がつぎつぎと現れてくる感じです。
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【きょうの料理】
豚こま肉とワケギの炒めものです。豚こま肉にはしっかりS&Bのカレー粉と醤油とお酒と片栗粉としっかりもみ込んで下味をつけていたのですが、ワケギやゴボウの野菜への味付けが甘かった。やはり味見はしてみないとダメですね。