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おはようございます。税理士の岡田隆行です。
ずいぶん冷えてきましたね。身が引き締まります。
先輩税理士の顧問先の会社が、事業承継で株式の贈与税の納税猶予を検討しているというので、ご相談があり相談しているうちに、納税猶予ではなく組織再編のおはなしになってしまいました。さて、どこまでサポートすればいいのか。
最初は納税猶予のおはなし
クライアントは複数の法人を親子で経営しており、そのうちの一番大きな法人の株式を贈与して、その贈与税の納税猶予を受けたいというのが最初のお話でした。同族株式の贈与税・相続税の納税猶予のしくみなどをご説明すると、最初は納税猶予を受けるというご意向でしたが、ずいぶんと悩まれたのちに、「やはり、孫にまで自分たちの決定のツケを背負わせることはできない」という結論となったようでした。
複数の法人の株式を整理したい
納税猶予はうけないけど、複数の法人それぞれをクライアント親子で所有している状態を整理したいというお話になりました。ご希望としては、複数ある法人を親子法人化して、親法人の株式をクライアント親子が所有するかたちにしたいとのご要望です。
さて、そういうお話になると、わたしの守備範囲を超えてしまいます。わたしが持ち合わせているのは、事業承継の手法のひとつとして、法人の組織再編というものがあるということを、聞いたことがある程度の知識でしたので。
じぶんひとりでは不可能
「わたしの守備範囲を超えています。」とあっさり引いてしまうのも気が引けたので、というかカッコわるいので、組織再編の書籍を買い求めて調べてみるに、今回のクライアントのケースでは株式交換がいちばんご意向に合った手法であることは判明しました。
その株式交換の手続きのながれも、おおむね理解はできます。しかしそれを実行するとなると、法務面、会計面でやらなければならないことが種々あります。わたしは細部を知らないだけに、ほんとうにそれでよいのか否かの判断ができません。この案件はわたしには不可能という結論となりました。
チームでの対応が必要、たぶん・・
このような組織再編の案件になるとチームでの対応が必要となると思われます。全体が見えていないのでどこまでやったらいいのか自体が分からないので、もしかしたらわたしが今イメージしているよりももっとカンタンにできることなのかも知れません。知識と経験がないため、その判断がつかないのです。
事業承継とひとことで言っても
事業承継とひとことで言っても、多種多様なケースが存在するため対応も多岐にわたります。そのような案件にすべてに対応することはもちろん不可能です。
どこまでなら、じぶんでできるかという見きわめができるか、それも大事なことだなとまたひとつ勉強になりました。
【きょうの料理】
栗原はるみの「わたしのカレー」です。
NHKのきょうの料理をご覧になっている方でなくてももちろんご存知でしょう。料理研究家の栗原はるみさんです。その栗原はるみさん監修のカレールウが近所のスーパーに並んでいたので、迷わず買ってみました。よくあるブロックタイプではなくて、粉末のカレールウです。1袋4皿分が2包入っています。具材はベーシックに玉ねぎ、ジャガイモ、にんじん、ベーコンでやってみました。なんだか懐かしい感じのお味です。カレーライスではなくて、ライスカレーと言っていた頃の味(ではないか)と。辛さはひかえめで、とろみが強く、小麦粉の粉っぽさがすこし残っていようにわたしには思えました。昭和30年代から40年代うまれの方は懐かしいと感じるのではないでしょうか。