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当ブログをご覧いただきありがとうございます。税理士の岡田隆行です。
2年前の確定申告明け、3月のスケジュール帳を見てみました。ほとんどお仕事は入っていませんでした。
見えている魚は釣れない
お仕事はほとんどなくて、もやもやと悩んでいました。今になって考えてみると、積極的な営業活動もしていない癖に、「どうしてお仕事の依頼がないのだろう。」ともやもやと悩んでいたのです。
申告相談会場に来場した方に名刺を渡したのに連絡がないのはなぜだろう、出版社や生命保険のの営業の方の話を聞いたのに仕事の紹介の連絡がないのはなぜだろう、話し方がまずかったのかなとか、そんな要らぬことを妄想しては悩んでいました。そうそうカンタンにお仕事のはなしはないですよね。
そうこうするうちに税務署時代の先輩税理士とか、そのお知り合いとかのつながりでぽつぽつとお仕事の依頼が舞い込むようになって、今現在はどれから手をつけようかと順番を考えなければならなくなってきました。そうなると、もやもやと悩んでいる暇がなくなるのですね。悩みは忙しくなるとなくなってしまうのです。
デールカーネギーの「道は開ける」にもありますが、戦争で恐ろしい体験をして精神を病んでいる患者に医者は「忙しくしていること」という処方をするそうです。その患者は起きている間中、常に農作業などの野外活動のプログラムが与えられます。忙しさの中に身を置かせることで、恐ろしい体験を思い出す隙をなくしてしまうという治療なのですね。
見えている魚は釣れないとよく言いますが、自分が思ったところからはなかなか話がないものです。活動を続けていくうちに、思いもよらないところからお仕事の依頼があります。世界はそのようにできているのだなと、最近はそう思えるようになってきました。
多忙にしていること
今、税理士として独立した方で、お仕事の依頼がないといって悩んでおられる方もたくさんいらっしゃると思います。仕事がなくて悩んでいるのは、悩んでいる時間があるからなんだということを認識して、何かしら忙しくしていましょう。そうするうちに、悩みはどこかへ消えてしまっています。
今お仕事がないからといって、安易に雇われの身になるのはどうなのでしょうか。それは人それぞれで、サラリーマンがいいという方もいます。そんな方はサラリーマン生活を手放したりはしないでしょう。独立するなんて考えられないとお考えの方でしょうから。
せっかく独立したのであれば、この状況を楽しんでしまいませんか。ベタな営業が苦手なのであれば、自分でHPを立ち上げて、そこで自分の得意なジャンルの記事を書くとか、何か少しでも自分の将来に有益になるであろう活動に没頭していましょう。そうすれば、時間の経過とともに世界が動いてお仕事が舞い込んでくるようになります。
【きょうの料理】
スパイスチキンカレー、たっぷり野菜サラダ、爆発たまごです。今宵はひとりごはんだったのですが、スパイスカレーにしてみました。玉ねぎ人参を適当にカットしてレンチンしたものとスパイスを混ぜて、スープで軽く煮てハンドブレンダーで粉砕して、これまたレンチンした鶏もも肉を入れるだけ。調味は塩と砂糖少々のみで上等なスパイスカレーのできあがり。濃い味つまり、ひと口食べた瞬間にうまいと感じるカレーは明らかに調味料使いすぎです。中国人の料理人さんが料理番組で言っていました。
「調味料たくさん入れる、美味しくなる。でもからだにはよくない。」
そうなのです。やはり家庭のカレーは如何に味付け(塩・砂糖)を抑えられるか、最初に食べたときに薄いなと感じるくらいの味付けが、トータルではちょうどよい加減なのです。