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当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。
月日が過ぎ去るのをほんとに早く感じます。40代よりも50代になればもっと早くなると人生の先輩からよく聞いていましたが、自分が50代になってみて、それを実感しています。
時の流れを早く感じるのは、新しい経験をすることがなくなってくるからだとよく言われます。年齢を重ねるごとに、経験はどんどん蓄積されていきます。また年齢を重ねると、新しいことに挑戦しなくなることの相乗効果で、未体験の出来事というものに遭遇する機会が減ってしまう。その結果、マンネリ化した一日となってしまい、時間の経過を早く感じるようになるという循環なのです。
岡山県倉敷市の大原美術館
そんな状態を打破しようと、思った訳ではないのですが、岡山県倉敷市の大原美術館へ初めて行ってきました。その存在はずいぶん昔から知っていましたが、訪れたのは今回が初めてです。
観覧料は、大原家が迎賓館として建築した「有隣荘」セット券で大人2500円。ちょっと高いかなと思うかも知れませんが、それだけの価値はあると思います。
本館には、パブロ・ピカソ、クロード・モネ、ポール・ゴーギャンなど著名な画家の作品が並んでいます。
洋画のなかで一番印象に残ったのは、レオン・フレデリック作の「万有は死に帰す、されど神の愛は万有をして蘇らしめん」という長いタイトルの作品でした。収蔵作品のなかでも一番の大きさの絵です。
この絵の製作期間は1893年から1918年と実に25年間。美術館本館の展示室の一室に入って、振り返り仰ぎ見ると壁一面が7枚の絵で占められています。
左側は地獄絵図、中央には戦いに疲れ果てた天使?の頭上に白い鳩が飛来し、右側には神様と虹、そして大勢の子どもたちが描かれています。この絵を観に来るだけでも2500円の価値があると思える程です。
時間が倍になる
美術館の滞在時間は1時間半ほどでしたが、倍ほどの時間に感じられました。それだけの分濃密な時間を過ごせた、ということです。これは量子力学でいうところのパラレルワールドなのでしょう。時間は決して一様に過ぎてゆくのではないのです。
漫然と日々を過ごすのではなく、たとえば月に一度はこういった体験を意識的に取り入れていくようにすれば、生活がもっと充実したものになるでしょう。
普段は博物館や美術館の存在をあまり意識してませんので、もっと積極的にこういった体験を取り入れていきたいものです。
【きょうの料理】
豚汁です。豚汁の豚肉は豚バラに限ります。よく見るレシピでは、具材から出る出汁でカバーするためか、水分は出汁ではなく水となっていますが、やはり出汁のほうが旨いので、私は出汁にしています。