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当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。
私は、怒っても得ることは何もないと信じていますので、怒りの感情は無視するように心がけています。ところが先日、ついつい怒ってしまい大きな声を出してしまいました。
あなたはだあれ?
とある税務相談会の際に、相談者が相談内容を紙にまとめてくれているのはいいのですが、肝心の相続関係が書いてありません。この預金が名義預金にならないかという質問をされるのですが、誰の名義預金のことを聞いているのか掴めませんでした。
「これは誰の名義預金と質問されているのですか?」
「私のです。」
「ところで、あなたはどなた?」
と質問しても「ここに書いてあるでしょう!」とやや高圧的な態度をとられます。そこでついつい、あなたとは初対面で私はあなたの事を何も知らないのだから、きちんと説明してください、と(やや)大声で言ってしまいました。
すると相談者の態度が急にものやわらかになりました。ここは落ち着いて、持参された説明書をよく読んで、ご家族の関係が把握できませんので、教えてもらえませんかと尋ねるべきでした。
相談者本人は、完璧な説明書を書いてきているつもりなのです。ただ、自分の名義預金に決まっているという先入観から「誰の」という部分が欠落していることに気がついていないだけなのです。
税理士を開業してから、4年目になりますが、面談の税務相談で「怒り」の感情が湧いたのははじめての経験です。
心理カウンセラー・ラッキー
先日YouTube動画で、「心理カウンセラー・ラッキー」を発見。その動画のひとつに「怒りの原因は期待外れ」という内容のものがありました。
たとえば、行列にはきちんと並ぶものという期待があると、きちんと並ばない人を見ると「期待外れ」となり、怒りの原因になるということです。
今回の相談時の私で言えば、相談者はきちんと説明するもの、という期待をしてしまっていたということになります。
まだまだ修行が足りないと実感した体験でした。反省。
【きょうの料理】
豚バラ肉(しゃぶしゃぶ用)と細切り大根をお揚げさんに詰めたものです。いつもなら、ひき肉をつかうのですが、ちょっと変化させてみました。思ったよりも食べやすくてバラ肉のうまみをいただけました。ごちそうさまでした。