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相続税理士のジレンマ ~ 財産評価のお仕事の評価

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相続税理士のジレンマ ~ 財産評価のお仕事の評価

相続税申告書作成において、不動産や非上場株式の財産評価はその根幹をなすと言ってもいいくらい重要な位置を占めているとわたしはいつも考えています。

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財産評価が作業量の大半を占める

相続税申告書作成のお仕事をいただいた場合、不動産または非上場株式が財産にあるなしでその作業量は大幅に違ってきます。

不動産なら、物件の所在地、物件数、権利関係の有無により千差万別ですが、財産が現金預貯金のみの場合とでは作業量が断然多くなります

現地確認も行いますので、その評価業務に投下する時間と労力は余分にかかる訳です。
財産評価が相続税申告の根幹であることを、お客様にもご理解いただきたいなと常々思っています。

財産評価のみのお仕事

現在(2022年9月)のところ、財産評価のみのお仕事の細かい規定は設けていません。
ひとことで”路線価地域の評価1地点”と言っても、土地の形状、権利関係などの条件によって簡単に済ませられるものと、そうでないものとがありますので、決めかねているというのが実情です。

簡単に聴かれても困惑する

土地ならまだしも、非上場株式の評価を
「だいたいでいいから教えて」
と聴かれるのが一番困惑してしまいます。

評価額算出までの要素が数多く存在するからです。

  1. 譲渡するのか、贈与するのか
  2. 会社の株数が何株で、誰から誰に名義変更するのか
  3. 業種目
  4. 類似業種の株価等はいくらか
  5. 資産額
  6. 従業員数
  7. 売上金額
  8. 過去3期分の損益計算書
  9. 直前期末の貸借対照表
  10. 資産負債のうち相続税評価をすべき資産はどれか
  11. 不動産の所在、地積、利用状況
  12. 借地があれば地代はいくらか

などなど、多岐にわたる要素を吟味しなければ、お答えのしようがない。
わたしの応答によって、何株贈与しようとかお考えになられても、評価の要素によって株価は大きく変わりますので、責任ある回答はできません。

また、よくよく調べてお答えしたとしても、評価に類似業種株価比準を使う場合には、類似業種の株価の変動にあわせて株価は変動しますから贈与のタイミングも絡んでくるのでほんとうに難しいのですよね。

【きょうの料理】

鶏ミンと豆腐のレンチンです。
長ねぎみじん切り、生姜のすりおろし、むね鶏ミン150g、木綿豆腐150g、味噌小さじ2、醤油小さじ2、片栗粉大さじ1をようく練ってボウル状の耐熱皿に詰めます。ふわりとラップをかけて、600Wで5分ほど加熱すればできあがり。耐熱皿よりもひとまわり大きいお皿にひっくりかえしたら、きれいにドーム状になっているので、ケーキよろしくカットすればOK。やけどにはご注意ください。

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