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当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。
「DIE WITH ZERO」(ビル・パーキンス著/ダイヤモンド社)を読んでいます。
この本は寓話の「アリとキリギリス」にでてくるアリにもキリギリスにもならないように、意識して人生を楽しみましょうという内容です。
結局残るのは思い出だけ
いくら金を貯め込んでいて、死ぬ時に金が残っていてももう使えない。
使い切れない金を稼いでいる時間がもったいない。
生きているうちに、しかも楽しめる年齢のうちに、価値のある思い出のために金は使い切ろう。
たとえば、20代の時にはそれが楽しくても、50代になってバックパックで格安航空券での貧乏旅行はさすがにきついものがあります。
確かに、50代になってもできない訳ではないでしょうけど、その気力や体力が衰えてしまうということは、56歳になる私は実感しています。
それでも、バックパックは無理かもしれないが、50代の体力でできることはまだまだあるはずです。
60代、70代になってしまうと、できなくなることを、50代の今のうちにやっておくべきだということはよく理解できました。
経験は早いほうがいい
それから経験には配当が付くという考え方を知ることができました。経験をする時期が早いほど、残された人生の時間は長いです。その長期間中、体験や思い出を反芻して楽しむことができるということです。
相続税理士としては
私は相続税の申告書を作るのが主な仕事です。高齢の方でも相当の額の遺産をお持ちの方がいらっしゃいます。この本の内容のとおりに皆が行動を始めて、生前に財産を使い切ってしまう事態になると、それは私の仕事がなくなることになってしまいます。
お金にこだわり過ぎの感
この本の主旨はよく理解できます。お金という人間が考え出したモノの価値を表すただの数字・数値に拘束されて、ほんとにやりたいことが出来ていない人がいかに多いことか。せっかくお金があるのに、それを生き金にできていない。もっとやりたいことにお金を使おうということです。
しかし、読んでいると「お金を残して死ぬなんて馬鹿げている」という考え方が先行し過ぎている感があります。残したお金が零に近い方が偉いような印象を受けてしまいます。それはそれで、お金というモノに取りつかれているというになるような気がします。
【きょうのラッキーさん】心理カウンセラーラッキー
自信をつける方法
言霊の魔法を使う 人の身体は食べ物で作られている、人の心は言葉で作られている。
【きょうの料理】
塩鯖焼き。玉ねぎ炒めにのっけ。