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当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax,com)です。
相続税の申告書作成には財産評価がつきものです。特に土地評価は相続税理士の腕のみせどころ。土地の評価がよく分からないから、相続税には手を出さないという税理士先生も少なくないようです。
私は小学生の頃から地図が大好きで、社会の教材の日本地図帳をよくながめていました。
相続税の申告案件のうち(感覚ですが)9割方は土地が含まれます。
土地が財産に含まれるということは、かならず地図を確認することになります。もうルンルン♪気分です。
評価の過程がおもしろい
お客さまからは固定資産税の通知書をご提示いただいて、市町村役場で固定資産税の名寄帳を取って、法務局の地図で位地と形状を確認します。
道路との位置関係はどうか、接している道路は建築基準法上の道路なのかどうか、農地であれば市街地なのか、農地の転用許可はどうかなどなど調べをすすめてゆくと、最初はただの地番がふられた文字でしかなかった土地が、だんだんと現実味を帯びてきてリアルになってきます。
そしてその土地の相続税課税上の評価方法を選択して計算して評価額ができあがります。
評価方法の選択にあれこれと迷うこともひとつの楽しみです。
ですので、評価方法が難解な案件であればあるほどやりがいがあります。難解であるほどおもしろい。
絶体絶命の状況に追い込まれルパン三世のお決まりのセリフ「おもしろくなってきやがったぜ♪」的な気分です。
リアルなのがいい
同じ相続財産でも現金預貯金や、上場株式・投資信託受益証券などは、実体があるようで実はないものです。
現金にしても、紙幣であり貨幣であってそれは人間社会がこれは価値のあるものだという同意の下の価値であって、バーチャルなものです。
不動産は英語でリアルエステート(RealEstate)=現実財産です。
現実財産をバーチャルな金銭的価値におきかえる作業が土地の評価ということです。
AIに奪われるか
AIの台頭によって近い将来なくなる職業のひとつに税理士業も含まれています。
土地の評価にしても、例外ではなくAIにすべて網羅されてしまい、相続税理士の出る幕がなくなるということになる可能性はおおいにあります。
ただ、土地は唯一無二のものであり、現実財産であるということから、その土地をどう認識するかによって、評価方法の判断が分かれる場合もありますのでカンタンにAIに席巻されてしまうことはありません。(希望的観測)
さいごまでご覧いただきありがとうございました。
【きょうのラッキーさん】心理カウンセラーラッキー
ストレスに強い人と弱い人
ストレスに弱い人はからだに余計な力が入っていることが多い。(力みがある)
緊張の時間が長いのでつかれてしまう。
その予防法は「呼吸」。細く長い息を吐ききることで、副交感神経優位となってからだの力みが取れてリラックスできるようになる。
【きょうの料理】
カツオのハランボ葱いため。