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相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。 ☞ 仕事を依頼する
「心を「道具化」する技術」(小川清史著/ワニブックス刊)をオーディオブックオーディブルで聴き、これはいいと思って、即紙の本を買いました。著者は陸上自衛隊の幹部だった方です。

「氣」の文字に込められたもの
この本では気持ちの「気」の字を「氣」と記述しています。
「気」は気構えに〆ると書きます。〆は気のエネルギーを外に出さないという意味があるそうです。
「氣」は気構えに米。米は「八方に広がる」という意味があるそうです。
この「氣」の字は以前読んだ「身口意の法則」(種市正覚著)でも使われていました。
「氣」は終戦まで使われていたそうで、「気」の旧字体という位置づけですが、どちらの本でも「氣」を重要視していることが分かります。
心のトレーニング法
心のトレーニング法として、「次にとる行動を先にイメージしてから行動する」という方法が紹介されています。
ふだんの何気ない行動、たとえば包丁で野菜を切るのであれば、先に頭の中で野菜を切るまでをイメージした後に、実際に包丁を手に取って野菜を切ってみる。
そうすると何も意識せずに切った時に比べて、無駄のないスムーズな動きができるそうです。
このトレーニングの副次効果として、忘れ物が減る、外出時に家の鍵のかけ忘れがなくなることなどが紹介されています。
こういった、ささいなことを忘れていることが、私もよくあります。
これは、年齢のせいで記憶力が衰えたということもあるでしょう。
それと併せて、日常のことを脳が自動化してしまっていて、自動化した行動について「氣」を使っていないことも原因のひとつと考えられます。
脳は脳にかかる負荷をなるべく減らそうとして、自動化、省力化できるところはできるだけそうしようと働きます。
その結果「氣」を抜いていても、行動をしてしまっていることが起こるのです。
先にイメージしてから行動すれば、そこには「氣」が働いていますから、自分がとった行動は記憶に残ることになる。そういった仕組みのようです。
【きょうのお仕事】
税理士会の会員相談でした。4コマすべて入ってご質問がありました。満員御礼。
【きょうの料理】
鶏むね肉の香味野菜あん。ごちそうさまでした。

