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当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。
私は税理士開業後4年目に入っていますが、お客様から直接受ける以外の仕事、他の税理士先生からの依頼される仕事の割合が高いです。財産評価の仕事が多いのですが、仕事の難易度の軽いものから結構重たいものまでさまざまです。仕事を受ける際に報酬額を決めておいた方がいいのか悩みます。
報酬は忘れた頃に
依頼してくれる税理士先生の方から、先だって報酬額を提示してくれることは稀で、たいていは仕事の成果物の納品後に金額の提示がされます。
これまでの経験上、こちらから督促をすることはしないと決めています。それは督促をして得るものよりも、失うものの方が大きいからです。
正当な報酬の督促をしないのは、事業主としてはほめられたものではないのかも知れません。とはいえ、先方もこちらと同じく事業主であり、報酬を支払わなければならないことは分かっているのです。ただ、先方にも色々種々の理由があって、支払いが遅れているだけなのです。私に報酬を支払うのは、その案件のお客さまからの支払いを受けてからにする、という流れと決めているのかも知れません。
以前、私が他の税理士先生に報酬を支払う側だった際に、お客様からの入金がまだなのに督促をされたことがありました。私が早々に支払っておけばよかったのですが、督促された時は複雑な心境でした。もうちょっと待ってくれればいいのに、と自分勝手ながら考えていました。
また、納品から相当の時間が経過していた案件があり、ほんとに忘れているのではないか、これは督促すべきかと逡巡していたら、支払いがあったことがありました。その時も、「ああ督促しなくてよかった」と胸をなでおろした次第です。
報酬は忘れたころにやって来る。税理士業は仕入れというものがありませんから、報酬の支払いがなくても、仕事ができなくなることはありません。
そんなこともあり、自分から督促をすることをしないことに決めました。督促すること自体がストレスになりますし、時間も取られます。私はひとり税理士なので、かける必要のない手数はできる限り減らさなければ、いけません。
督促をしている暇があったら、その時間に別の前向きなことをしていた方がよほどましです。
督促されるのは嫌
報酬の話であれ、仕事の話であれ、督促を受けることは、それがどんな状況でも実に嫌なものです。実際にある税理士先生との雑談の中で、報酬の督促をされたことがきっかけで、依頼するのをやめたという話を聞いたことがあります。
目先の報酬欲しさに督促をしたばっかりに、今後受けられるであろう報酬をすべてフイにしてしまうという結果になりかねない危険性を、督促することは孕んでいるのです。
督促はしないでも、これまでは決めていなかった事前の報酬額決定を、どう持って行けばうまくできるようになるか考えてみる必要がありそうです。
【きょうの良事】
評価と譲渡の案件が完了したこと。
【きょうのラッキーさん】
無理にでも前向きな「言葉」を使ってみる。言霊のパワー。
【きょうの料理】
牡蠣とほうれん草のカレーです。牡蠣以外の食材は、ほうれん草も含めてハンドブレンダーでペースト状にしてありますので、カレーの色が緑がかっているのです。