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ひとり税理士ならではの申告内容確認方法 どうすればひとりでチェックできるか

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ひとり税理士ならではの申告内容確認方法 どうすればひとりでチェックできるか

当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。

以前に依頼を受けて報告をすませている同族株式評価の内容について、依頼元の税理士先生から問い合わせがありました。

簿書を紐解いて確認、説明ができたので事なきを得たのですが、チェックした箇所が分かるような記録をすべきと痛感しました。

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目を変えることができない

私はひとり税理士ですので、自分の仕上げた仕事の内容について目を変えてチェックするということができません。

そこで、たとえば相続税の申告書作成であれば、まず基礎資料からExcelで財産明細を作り、財産明細から相続税の申告書作成の税務ソフトへ入力します。

そして、仮に出来上がった申告書と基礎資料とを照合して内容確認を行います。

基礎資料 ⇒ Excel財産明細 ⇒ 相続税申告書 ⇒ 基礎資料

通常は財産評価の税務ソフトへすべての財産を入力して、そこから申告書ソフトへ自動で引継げばスムーズです。わざわざExcelと申告書ソフトへ入力するのは二度手間であり、面倒に違いありません。

面倒でもExcelで財産明細を作るのは、表にすると一目瞭然で計算の過程がわかりやすいことと、なんらかの検証が必要な場合には別の表を作って補足することができるからです。

それから、Excel財産明細から申告書ソフトへ入力することは、ただの二度手間ではなくて財産評価の内容のチェックにもなるからです。

チェックした紙を残す

申告書ソフトへ入力が済んだら、プリントアウトしてそれと基礎資料を照合します。

その際にチェックした申告書(紙)を残しておくと、後々今回のような問い合わせがあった場合に、訂正を入れているかどうか、確認時に気がついていたかどうかなど非常に参考になることが多いです。

昨今はどっちを向いてもデジタルだ、ペーパレスだと言われますが、そこは使い分けだと私は考えています。

紙ベースで記録を残しておいてなにがメリットかと言えば、「パっと開けること」に尽きます。

大事な箇所にインデックスで見出しなり、付せんなりでマークしておけば、その場所へ「パっと」行きつけるのは紙ならではです。

デジタルでも検索機能を使えば、同じようなことが可能なのでしょうけれど、ピンポイントで「パっと」は難しいでしょう。

さいごまでご覧いただきありがとうございました。

【きょうの言葉】

嫌いな人という概念を、無関心の対象に置きかえる。

自分にとって気分がよくない対象について、自分の時間を1秒でも、自分の脳内の1ミリでも使うのはもったいない。

そんなことより自分の時間や脳の容量は、自分の大好きなことや、大切な人のことに使おう。

【きょうの料理】

蒸し豚こま肉、えのきのあんかけ。

musibuta

【相続税専門】岡田隆行税理士事務所 ℡087-816-8889

国税での32年間の資産税事務経験を活かして、相続税に関するサポートに尽力します。

事務所は高松市国分寺町、趣味は料理とバイクです。

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