Table of Contents
相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。 ☞ 仕事を依頼する
懇意ににしていただいている税理士先生からご相談がありました。
相談内容は、収入が多すぎて困っている方の税金対策です。

あり過ぎるのが悩み
もとは田んぼだった所有地を、郊外型大型店舗に賃貸しており相当額の収入があるところへ、さらに別の田んぼも別の店舗の貸付けることになったのだとか。
収入が2倍に増えてしまい、お金が増えすぎるので節税策のご相談です。
この悩みは今日、明日の生活費に困窮している方の切実な悩みにくらべれば、うらやましい悩みだとは思います。
ただ、その悩みというものは人それぞれの捉えかたで、数値化できないものです。ですので、その当事者でないと、どれくらいの悩みなのか分かりません。
同じ悩みでも考え方ひとつで雲散霧消してしまうものでも、深刻になってしまうととんでもなく悲痛な悩みにもなったりします。
すべては捉えかたによる
こないだ読んだ脳内物質を扱った本に、就寝時のクーラーの設定温度が夫と違いすぎたことが原因で自ら命を絶ってしまった妻の逸話が書かれていました。
そんなの別の部屋で寝たらいいことじゃないか、とおっしゃるかも知れません。
客観的にはそう思ってしまいますよね。ところがその奥さんにしてみれば、死ぬほど深刻な悩みだったということです。
お金がなくても悩むし、ありあまっていても悩む。
人間という生き物は、どのような状況にあっても悩みの種を見つけて悩み始めるもののようです。
自分に迫る危険に対処するために、そのように人間の脳みそは進化したのものと考えられます。
まだ起こっていない未来の出来事の心配をして悩み、それに対処するからこそ人類は今まで生きながらえているとも言えます。
節税策を考えるのは税理士の仕事ですから、ご相談いただけるのはありがたいことです。
ただ、「問題だ」と思えるものに対する捉えかたを変えれば、悩みは悩みでなくなってしまうのもひとつの考え方だと思うのです。
【きょうのお仕事】
相続税の申告書作成案件がほぼ完了しました。今回の案件は不動産がなくて、財産は金融資産のみでした。なんだか仕事のしがいがない感じがします。得られる達成感が低い感じがします。
【きょうの料理】
カツオのたたき。調理が切るだけなのでラクチン。ごちそうさまでした。

