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当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。
私は2020年の7月(コロナの渦中)に税務署を早期退職しました。
やめてよかったことは書ききれないほどありますが、そのひとつは国税組織の看板を下ろせたことです。
☞ 税務職員を辞めるのはもったいないか 頼りにされることで得られる自己の重要感
☞ 税務署を早期退職してよかったか まとめページ 税理士独立開業
☞ 税務署を辞めてよかったこと 感謝の連鎖する世界の存在に気がつく
☞ 税務署を辞めてよかったこと 得られた自由時間3,120日
常に親方(日の丸)の看板を背負う
税務職員の採用試験を通ると、税務大学で初期教育を受けさせられます。
高卒採用の場合は1年間、同期生と寮生活をしながら税務職員の心得を叩き込まれます。
そこで特に重要視されているのが、組織の一員としての自覚です。
税務職員となったからには、勤務時間中はもちろんプライベートな時間でも常に税務職員としての行動を求められます。
もちろん他人様に見られて恥ずべき行動は、税務職員であろうとなかろうとしませんが、目に見えない看板を背負わされている。そんな感覚です。
公務員のみならず一般の会社でも組織ですから、それぞれの看板を背負ってみなさん生活しているのでしょうけれども。
税務職員生活が32年間の長きに渡ってでしたので、組織の一員として生きるのがあたりまえになってしまって、常に責任を負わされているという感覚がなくなっていたというのが実情です。
税務署をやめてみてはじめて、負わされていた責任に気づけたのです。
ひとり税理士の気楽
税理士業を開業してほんとに気楽になりました。
もちろん、税理士として手掛けた仕事の責任は取らなければなりません。
あってほしくはないですが、税務代理した申告書の内容で、当方に明らかなミスがありお客様に損害を与えてしまった場合には税理士に賠償責任があります。
そうなったら、税務報酬を返還しただけではだめで、損害を被ったお客様の税金まで負担しなければならなくなります。
たしかに、その責任は重たいものです。
そしてその責任はすべてひとりで負わなければなりません。
それは逆さまに言えば、責任を負うのは自分ひとりで済むということでもあります。
責任のとらえかたの問題
組織には「税務職員ならミスをしても組織として責任をとってくれるから、組織から離れるのはイヤ」とお考えの人がほとんどです。
私が税務署をやめる前、ちらとやめることを話したある同僚は「無理無理無理無理無理無理無理無理!」と300回連呼しながら、右の手のひらを200回顔の前でひらひらさせていました。
いわく「岡田にはできてもおれには無理!」なのだそうです。
責任をどうとらえるかだけのはなしだと思うのですがね。
束縛されて組織に責任をとってもらうのか、自由の身でひとりで責任を負うか。
気楽な方が絶対に健康にいいと私は考えます。
さいごまでご覧いただきありがとうございました。
【きょうのラッキーさん】心理カウンセラーラッキー
言葉の力を舐めてはいけない。
ためしに・・・ポジティブな言葉を連発しながら、気分を落ち込ませてみてください。さあ、どうぞ!
「できます!できます!できます!」「絶好調!絶好調!」「ハッピー!」「パーラダイス!」
どうですか?
【きょうの料理】
海老のカレー。