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禍福は糾える縄の如し(かふくはあざなえるなわのごとし)
の本質を分かり易く心に浸透させてくれるファンタジー小説です。
不思議なタクシードライバー
主人公は仕事を含め自分の生活があまりうまくいってないなあと思っていて、常に不機嫌な生命保険の営業マンです。
自分の給料の額を維持したい、契約を取りたい一心、つまり自分のことだけしか考えずに営業をしているのですが、まったく成績が伸びません。大量の解約案件まででる始末です。
ところが、不思議なタクシードライバーの登場で、自分の両親、祖父のエピソードを知ることになり
自分はひとりで生きているんじゃない、みんなに生かされているんだということに気がついて、感謝をもって上機嫌に生きるという意味を知るというおはなしです。
何が起こっても即座に価値判断するのは早計
何が起こっても、起こったことを自分の人生において必要な経験に変えていくこと、というのが<生きる>ってことです。
日々自分の身の回りで起こるいろいろな出来事、事実というものに本来意味はありません。
ただ、そういうことが起こったという事実しかない。
その事実に対して、よいこととか、悪いこととかいう意味づけ、価値判断をしているのはすべて自分だということです。
他人と比較しない
まず、誰かと比べるのをやめるといいですよ。
他人と比較してしまって、劣等感、自分の無価値感を深めることってだれでもありますよね。
その比較することから、多くの悩みが発生していることは間違いありません。
今ある幸せに感謝
今日いただける食べ物に感謝できない人は、どんな人生なら恵まれていると思えるんでしょう。おそらく、そう思うのは無理です。
忘れているな、と思います感謝することを。
今日いただく一杯のごはんが宇宙までひろがってゆくはなしは圧巻です。
言われてみれば、確かにそうなんだけど、
ついついあることが当たり前になってしまって、おろそかにしがちな事ですよね。
宇宙も含めてあらゆるもののおかげで、自分は生かされているんだなということを
あらためて実感しました。
この前に読んだ「歴史思考」にもつながる話ですが、”わたし”という存在の境界線は実は曖昧で、
みんなつながりあってバランスを取っているのですよね。
これからは、身の回りの出来事にそんなに一喜一憂せずに、たとえ、良くないと思える出来事でも「あっ、何か良いことの前兆だ」と考えて生きていくようにします。
良いように考えることは、良い事ですからね。
【きょうの料理】
茹で鶏もも肉玉ねぎ甘酢がけです。
今回はレンチン茹でどりではなく
きざみ生姜と塩少々を入れた
小鍋にお湯を沸かして火を止め、
そこへ鶏もも肉(から揚げ用)を浸して
3分ほどおいて火を通します。
鶏もも肉を取り出して。ラップをして放置しておきます。
玉ねぎスライスに酢大さじ3、砂糖小さじ1、醤油小さじ
をあわせ、冷蔵庫でなじませたものをかければできあがり。
鶏もも肉がやわらくふるふるで、
やさしい味に仕上がります。
鶏肉を茹でたスープは、適当な具材を
煮込んで、仕上げでかきたま汁にしても
とてもおいしくいただけます。