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当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続専門の税理士の岡田隆行です。
先日は飛行機で東京方面へ泊まりの出張でした。コロナが沈静化したとはいえ、人の多さに圧倒されました。まあこんなにたくさんどこからみなさんこられるのでしょうか、と思うほどとにかくひと、人、ヒトと言う感じでした。ふだん田舎住まいで、移動と言えばクルマ、人が多い場所に行くと言えば高松市中心部の商店街くらいなので、人混みにはほんとうに慣れていないのでそう感じるのも仕方のないことなのです。
時間を長く感じることができた
そんな特異な状況に身を置いたこともあってか、帰宅してみて思ったのは「昨日の朝出発したのにずいぶん長く家から離れていたような感じ」です。ふだんよりも時間を長く感じることができました。
ふだんの一日はあっという間に過ぎていきます。
50代になれば余計にそれを感じます。朝起きて、ごぞごぞしていたらすぐに昼になります。もうお昼か、と思ってお昼ご飯をいただいて、ちょっとお昼寝して、ちょこちょこおしごとしていたらもう夕方です。
ふだんは経験しないことをいろいろと見て、感じていると時間を長く感じられるようです。
年齢を重ねると一日が、時間がたつのが早くなるというのは、脳がそのいつものことに慣れてしまってマンネリ化しているからだそうです。
脳の自動化
脳は超優秀で、かつ怠け者なので、新しいことを学習してどうすればこのことを自動化できるかと考えます。なんども同じことを繰り返すと体が覚えるというのはこのことです。そして体が覚えてしまうと、脳は必要のことをしなくなります。自動化してしまったからです。自動化するようにできているのは、自動化により脳の機能に余裕を持たせて不足の事態に備えている面もあるのでしょう。
この脳の自動化が時間を短く感じてしまう要因なのですね。ですから、常になにか意識して新しいことを脳に与えてやれば、時間を長く感じることができるということになります。
常になにかやることの癖
ほんとうに欲しいものは、時間を長く感じることではなくて充実感なのです。とはいえ、新しいことにチャレンジすることは続けていきたいものです。そうすると、ふだんの生活でどこに新しさを見いだすかが問題になります。
それには、やろうと思って手がつけられていないことを「あえて」やってみることですかね。時間がないからとかなんとか、理由をつけてついつい先延ばしになっていることを「あえて」やってみることの癖をつけてみる。そういう癖をつけていないと、加齢によってだんだんと手をつけるのが億劫になってきてしまい、いつまで経ってもできていないということになりかねません。
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【きょうの料理】
赤カレイの煮つけです。赤カレイ、鳥取県産だそうです。緑のものは畑でとれたスナップエンドウです。スナップエンドウは去年の秋に種まきして、発芽してまだ小さい時期に越冬させます。そして春になり、気温が上昇してくると爆発的に成長して花が咲き、結実して豆ができます。一粒のタネ豆からいったいいくつの豆ができるのか。一粒のタネにそのパワーが宿っているのです。この赤カレイもそうですし、われわれ人間もそうなのですが、自然って恐ろしく秩序立っていて実に神秘的だなと感じます。