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分離譲渡の内訳書作成に一日かかりますか?~税理士独立開業

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分離譲渡の内訳書作成に一日かかりますか?~税理士独立開業

おはようございます。税理士の岡田隆行です。

やはり何ごとも訓練が大事ですね。土地譲渡の内訳書作成に一日かかってしまいました。

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あっという間に夕刻に

国税庁のシステムもいいけど・・

分離譲渡(土地建物等の譲渡所得)の内訳書作成は久しぶりの作業でした。それこそ、独立以来1回だけしかしていない作業です。オーダーしていただいた税理士先生が使っているのは、当方が使うJDLではありませんので、最初は国税庁の申告書作成システムで譲渡所得の内訳書を作ってみました。

使いやすい、税務ソフトメーカーのものよりいいと評価を受けている庁システムです。ひととおり入力してみたのですが、システムの作り方として、1件の申告書を作成する流れに沿うように作られているので、譲渡所得の内訳書”だけ”作るということは難しくなっています。

最初に生年月日を入力して、「給与所得以外の所得がありますか?」の問いかけから始まって、初心者でもミスなく、申告書作成から納税のフォローまでしてくれます。少しでも法令に沿っていない誤った入力をすれば、警告がでますからもし検算するのにはよいシステムだと思います。

反面、融通が利かない部分も多々あります。例えば”土地の譲渡契約の日付”の入力の元号欄に明治~令和まで表示され、そこでも選択しなければなりません。システムの入り口が令和4年分なので、令和以前の元号はあり得ないのですが、そのあたりが硬直的な印象を受けます。

JDLで打ち直し

譲渡の内訳書を3件入力したのですが、1件目で庁システムは断念してJDL(JDL IBEXクラウド組曲Major)税務の所得税システムに入力しました。所得税はこないだ自分の申告書も入力したので、少しは「こんな風に出来ている」イメージがつかめていたので、すんなり入力することができました。この税務ソフトの場合、一度入力してしまえば、基本的にデータは残っているので安心感があります。

ただ、案件が優良宅地の軽減税率の特例対象のものと、居住用の特例対象のものであり、「あれ?この要件で適用できたっけ?」などと参考書を紐解くなどしていたら、遅々として作業がはかどらず結局午前10時から昼食お昼寝をはさんで午後5時までかかりきりになってしまってようやく完成に漕ぎつけた感じです。

税務職員の現職の時に、提出された譲渡所得の内訳書の内容を確認する作業(申告審理といいます)をしている時には、作成の作業の労苦などまったく考えもしていませんでした。しかし、いざ一から作るとなると、誤りのないようにしなければというプレッシャーもあり、ただの譲渡の内訳書とはいえ結構な気苦労がありました。もちろん案件にもよりけりだとは思いますが。

やはり何ごとも訓練が大切だなと感じます。ベテランのタクシードライバーでも、見ず知らずの土地での運転はさすがに戸惑うでしょう。いきなり、ぶっつけ本番では、十分なパフォーマンスを発揮することは不可能。日々の鍛錬がモノを言うのですね。

【きょうの料理】

豚肉と大根のみそ炒めアレンジ、グラタンです。思いのほか昨夜のおかずが残ってしまったので、アレンジしました。玉ねぎ薄切りをフライパンで炒めて、残り物を加えて薄力粉大さじ3ぐらいをふるい入れ、豆乳2カップを加えてふつふつさせます。塩ふたつまみほど加えて、軽く煮詰めたら、耐熱容器に移して、ピザ用チーズをふりかけて200℃に予熱したオーブンで15分やけばできあがりです。
ポイントは薄力粉をふりいれたら、弱火でまんべんなく炒め合わせることです。ダマになってしまいまので。

gratin

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